クールな先輩の心を奪う方法
「私がダメダメだから、手をかけざる負えない。って言う方が正しいと思うな」

そう言って、苦笑いした。

「そうなのかな〜?私の勘て、当たるのに」

と、梓は腕を組んで考えていた。

「それより、午後からヘルプお願いね」
「はいはい」

片付けを済ませ、オフィスに帰った。
…、思わず足を止める。

「美雨、どうしたの?」
不審に思った梓が問いかけてくる。

「…ぁ、ううん、何でもない」

…ビックリした。
中に入った途端、保田さんとバッチリ目が合ってしまった。

…梓が変な事言うから、意識しちゃったじゃない。

私は何でもないふりをして、デスクに座った。

「…おい」
「ヒッ!」
…突然声をかけないでください。
心臓に悪いです。
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