クールな先輩の心を奪う方法
…朝。目が覚めた私は、勢いよく起き上がった。
昨日の出来事が、実はただの夢だったんじゃないかと思ってしまって。
…今、午前5時50分。
「ぁ!いけない電話」
私は携帯に手を伸ばすと、すぐに電話をかけた。
1回、2回、3回・・・10回目のコールでようやく相手がそれ出た。
『・・・もしもし』
「おはようございます、ちゃんと起きれました?」
『…なんとか』
「早朝会議、遅れないでくださいね、保田さん」
『…分かってる』
モーニングコールだ。
昨夜、帰る前に、保田さんに頼まれていた。
保田さんは実は朝が苦手らしい。
早朝に出社する時は、目覚まし時計を5個もセットしてるらしい。
私は驚きつつ、保田さんの新たな発見が出来て、嬉しかったんだけど。
『美雨が起こしてくれたら、起きれそうだから』
それを聞き、私は快く承諾した。
「なんかいいですね、保田さんの寝起きの声・・・
色っぽいです・・・なんて」
『…バカなこと言ってないで、美雨も支度しろよ』
「はい、もちろんです」
そこで電話は終わった。
・・・でも、本当に色っぽい声だったな。
思わずその声にドキッとしてしまった。
「電話越しの声もステキ・・・なんて」
ボソッと呟いて、顔が赤くなる。
どれだけ保田さんの事好きなのよ・・・。
昨日の出来事が、実はただの夢だったんじゃないかと思ってしまって。
…今、午前5時50分。
「ぁ!いけない電話」
私は携帯に手を伸ばすと、すぐに電話をかけた。
1回、2回、3回・・・10回目のコールでようやく相手がそれ出た。
『・・・もしもし』
「おはようございます、ちゃんと起きれました?」
『…なんとか』
「早朝会議、遅れないでくださいね、保田さん」
『…分かってる』
モーニングコールだ。
昨夜、帰る前に、保田さんに頼まれていた。
保田さんは実は朝が苦手らしい。
早朝に出社する時は、目覚まし時計を5個もセットしてるらしい。
私は驚きつつ、保田さんの新たな発見が出来て、嬉しかったんだけど。
『美雨が起こしてくれたら、起きれそうだから』
それを聞き、私は快く承諾した。
「なんかいいですね、保田さんの寝起きの声・・・
色っぽいです・・・なんて」
『…バカなこと言ってないで、美雨も支度しろよ』
「はい、もちろんです」
そこで電話は終わった。
・・・でも、本当に色っぽい声だったな。
思わずその声にドキッとしてしまった。
「電話越しの声もステキ・・・なんて」
ボソッと呟いて、顔が赤くなる。
どれだけ保田さんの事好きなのよ・・・。