クールな先輩の心を奪う方法
★★★
「佐々木、具合は…」
ドアが開き、目の前にいるはずの佐々木の姿がない。
…それどころか、あり得ないこの状況に固まってしまう。
目の前にいるのは、紛れもなく、保田大地だ。いるだけでも驚きなのに、大地はあろうことか、エプロン姿。
「…何しに来た、安藤?」
大地は怪訝な顔でオレをみた。
「何しに来たって、見舞いに来たに決まってるでしょ」
と、思わず突っ込みを入れる。
「…帰れ」
相変わらず怪訝な顔でそう言い放った大地。
「佐々木に言われたのなら、素直に帰りますけど、なんで保田さんに言われなくちゃいけないんですか?オレは佐々木に会いに来ました。
…大体、なんでそんな格好でここにいるんですか?」
「安藤には、関係ない」
「関係大有りですよ。あいつの異変に最初に気づいたのはオレです。
ここに連れて帰ってきたのも、着替えさせて薬のませたのも、一晩中看病したのも、全部オレです」
ドアが開き、目の前にいるはずの佐々木の姿がない。
…それどころか、あり得ないこの状況に固まってしまう。
目の前にいるのは、紛れもなく、保田大地だ。いるだけでも驚きなのに、大地はあろうことか、エプロン姿。
「…何しに来た、安藤?」
大地は怪訝な顔でオレをみた。
「何しに来たって、見舞いに来たに決まってるでしょ」
と、思わず突っ込みを入れる。
「…帰れ」
相変わらず怪訝な顔でそう言い放った大地。
「佐々木に言われたのなら、素直に帰りますけど、なんで保田さんに言われなくちゃいけないんですか?オレは佐々木に会いに来ました。
…大体、なんでそんな格好でここにいるんですか?」
「安藤には、関係ない」
「関係大有りですよ。あいつの異変に最初に気づいたのはオレです。
ここに連れて帰ってきたのも、着替えさせて薬のませたのも、一晩中看病したのも、全部オレです」