クールな先輩の心を奪う方法

う…、返す言葉もありません。

「好きだって、言ったよな？」
コクコク頷く。

「傍にいて欲しいって言ったよな？」
また、頷いて見せる。

「それが何を意味してるのか、わからない？」
その問いに、苦笑いで、首を傾げる。

「っとに、お前は〜」
「ひゃあぁぁぁ！」
ぐしゃぐしゃと、されてしまい、悲鳴をあげた。

「一回しか言わないからな？よ〜く、聞いとけよ！

俺は、美雨が好きだ。…だから、俺の彼女になって下さい」
そう言った大地の顔は、真っ赤になっていた。

「…はい、もちろんです」
そう言って、満面の笑みを浮かべた。
そのを見た大地も、優しい笑みを浮かべた。

「…ってか、安藤に告白されたとか、さらっと言ったけどな、美雨は隙だらけなんだから、気をつけろ！

そのうち、取って食われるぞ！」

「⁈」