クールな先輩の心を奪う方法

★★

1日、2日。美雨は熱の為お風呂に入っていない。それは周知の事。俺は全く気にしてない。

むしろ、パジャマ姿に萌えさえ感じているくらいなんだが。

お風呂の事くらいで慌てふためく美雨が可笑しくてクスクスと笑いが止まらない。
がしかし、当の美雨は、笑うなとずっと不貞腐れている。

そんな美雨を、ぐいっと引き寄せて、これでもかってくらい、抱き締めた。

「く、苦しいですよ!」
そう言って、ジタバタともがく美雨。

「俺は全く気にしてない。気にしてるのは、美雨だけだよ」

「でも…」

「シルクのパジャマは、ラインがくっきり見えて、逆に萌えるし」
「///‼︎」

俺の言葉に真っ赤になる。
そんな彼女が可愛くて、髪を優しくなで下ろす。

「どんな美雨も、俺は好きだから」
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