クールな先輩の心を奪う方法
…嘘でしょ⁈
私はこころの中で叫んだ。
好きだとは言ったけど、どうしてこう言う展開になるの⁈

…ここは明らかに、いや絶対的に、ラブホ街。

私の足は、必然的に止まった。

「…おい、何やってる?」
「…いや、あの、私、保田さんのこと好きですけど、こういったことはまだ。

保田さんの気持ちも聞いてないし」

「…はぁ⁈」

…、そんな怖い顔しないで下さいよ。
って言うか、保田さん、会社と違いすぎです。

そんな事を思いながら、少しずつ後退していく…が。

「何訳わかんない事言ってる!行くぞ」
「や、保田さん!離して下さい!」

嫌がる私を保田さんはどんどん引っ張っていく。

「…着いたぞ」
「…へ」

思わず口をポカンと開けた。
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