悪魔なゾンビ少女

[作戦]

「ナイフが凶器って事は、血糊が必ず必要になるって事だか…」
直樹きは一人そう呟き考え込んだ。
「それってそんなに悩む程大変なの?」
その様子を見た美香は不思議そうに尋ねた。
「いや、血糊自体は暗闇と雨って状況を考えると、完成度は低くても問題はない」
その問いに直樹は考える間もなく即答で答えた。
それを聞いた再び美香は首を傾げた。
「じゃあ、何が問題なの?」
「刺されるって所がなぁ…」
直樹は天井を見上げ美香の問いに答えた。
そして目を閉じて暫くの間、考え込んだ。

*****
< 42 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop