悪魔なゾンビ少女
「あー、寒かった」
直樹の家に寄りそのまま風呂を借りた美香は、そう言いながら椅子に腰かけた。
「言った通りにしたか?」
「とりあえずは」
振り返り訊ねた直樹に、美香は髪を触りながら不貞腐れた表情で返事をした。
「泥を流しただけだから髪の毛ギッシギシ。絶対ボサボサになるって」
「それでいいんだって言っているだろ」
「女子としてはアウトだっての」
美香は文句を言ったが相手にされず、髪を触りながら益々不貞腐れた表情で美香は愚痴を言った。

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