sweet melody


その頃、拓斗からあんまり連絡のこない日が続いていた。
一瞬不安になったけど、忙しい証拠だと思うから、私は何も言わない。
私は頑張れる!




拓斗から連絡こない日が3週間ほど続いたある日。

バンドのドラマーである、将馬(しょうま)先輩と偶然、街で会った。


将馬先輩も高校の頃から拓斗とバンドを組んでたから、私も知り合いなんだ。


『あれ、優花ちゃんだよね?久しぶり!』


「将馬先輩!?お久しぶりです!」


将馬先輩は、誰でもフレンドリーに話しかけてくれる。
明るく、陽気な感じの人。


『元気にしてた〜?てか、拓斗と会ってない、よね?』



「えっ?なんで知ってるんですか!?」


かなりびっくり!
拓斗が話してるのかな?久しぶりに再会した人にかなりタイムリーなこと言われたから、頭がフリーズしちゃった。



『やっぱり?、、、実はさ、拓斗のやつ最近元気ないんだよ。多分疲れてるんだと思うんだけど。きっと優花ちゃんにはそんな顔見せたくないから会ってないのかなって思ってさ、、、。』

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