sweet melody
え?なんて言った?
『一緒に住んでくれるの?』
なんですか、それ。予想外の言葉に、一気に心臓がバクバクし始める。
「い、いいの??」
『ん。本当は俺から言いたかったのにタイミングが分からなくて…。優花も仕事あるから。』
「仕事のこと?もちろん、私も仕事あるから完璧には出来ないかもしれないけど今よりはきっと手伝えるし、何より拓斗ともっと一緒にいたいから。」
そう。仕事はやっぱりやり甲斐があって面白い。だから仕事もまだまだ精一杯やりたいんだ。
だけど、拓斗を支えてあげたいって気持ちも本当にあるから、一緒に住めたらいいなって思ったんだ。
『ん。俺も。』
そんな訳で一緒に住むことが決まった。
今の拓斗の部屋では少し狭いから、引っ越すことにした。
私の両親にも挨拶してくれて許可も貰えたし、事務所にも話して同棲を許して貰った。