sweet melody
そんなことを思いながらも、私は拓斗から目を離せないでいた。
もっと拓斗のこと知りたい。
完全なる一目惚れ。
ライブが終わってからも、拓斗の姿だけが鮮明に残っていたんだ。
それからはずっとバンドの追っかけ。
色んなライブハウスでのイベントとか、
音楽室で行われるミニライブにも足繁く通った。
だけど、直接話すことだけはずっと出来ずにいた。
ただのファン以上に拓斗に恋してしまっていたんだ。