光り輝く命~救ってくれたのは君だった~
そう言って欠伸をし、里奈はごまかした。

あたしは里奈に、

お金の入った封筒をそっと渡した。

「アイツに見つからないように

使いなよ。祐介くんと遊びに行ったり

オシャレしな」

祐介くんとは里奈の彼氏。

「ありがとう」

里奈は小さくつぶやいた。



あたしはその後も援交を続けていた。

そして、ときどきパニックになり

手首を切る。

その繰り返し。

学校を無断欠席することも増えた。

百合とさとみは心配して何度も

メールをくれたけど、

あたしは返せなかった。



ねぇ、いらないなら、

なんであたしを産んだの?

死にたいよ……。

なんで、あたしは生まれてきたの?

いないほうがいいんでしょ?

そんなあたしを心配してくれた百合と

さとみは、家を訪ねて来た。

そのときのあたしは髪はボサボサ、

げっそりした顔でケラケラ

笑っていたそうだ。

心配した二人は、無理やりあたしを

精神科に連れて行った。
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