光り輝く命~救ってくれたのは君だった~
○誓い○
あたしたちは壁にぶつかりながらも
少しずつ前に進んでいく。
最初は、隼人の部活を待って
一緒に帰るのが日課。
そしていつものように
隼人と一緒の帰り道。
「なんだか夏菜、たくましくなったな」
隼人が言った一言。
「そうかなぁ?」
「最初は、夏菜はすごく
弱いって思ってた。でも今は違う。
でもなにかあったら俺が守るけどね」
そう言って不意打ちで軽くキスされた。
顔が赤くなるあたし。それを見て笑う隼人
なにもかもが幸せだった。
「送ってくれてありがとう。
また明日ね」
「おぅ」
ほっぺに優しくお別れのキスをして
隼人は帰って行く。
あたしは、隼人の自転車が見えなくなる
まで見送るのが日課になっていた。
「ただいま〜」
いつものように玄関に入る。
玄関には、一樹の靴とパンプスがあった。
だれだろう?