光り輝く命~救ってくれたのは君だった~
もちろん行くあてなどなかった。
家を飛び出し、夜の街をフラフラ
歩いていると、
「あんた中学生?
その荷物は家出でもしたの?」
と声をかけられた。
あたしがうつむいていると、
「あたし七海。あんた名前は?」
はつらつとした声でその女の子は
話し出した。
「夏菜……。」
あたしは消えそうな声で、
名前をつぶやいた。
「夏菜ね。行くあてないんでしょ?
うち来なよ」
彼女に言われるがままに、
あたしはついて行った。
なんで、知らない人なのに
ついて行ったんだろう。
今となっては不思議で仕方ない。
自分の居場所が欲しかったのかな?
だれかに認めて欲しかったのかな?
七海の家は広くてきれいで、
一目でこの家は裕福なんだなと思った。
でも家にはだれもいない。
本当に静かだった。
あたしが不思議そうに
キョロキョロしていると、
「あたし親にほっとかれてるから」
七海はそう言って笑った。
「まっ、金ならいくらでもくれるし」
そう言って、また笑ってみせた。
家を飛び出し、夜の街をフラフラ
歩いていると、
「あんた中学生?
その荷物は家出でもしたの?」
と声をかけられた。
あたしがうつむいていると、
「あたし七海。あんた名前は?」
はつらつとした声でその女の子は
話し出した。
「夏菜……。」
あたしは消えそうな声で、
名前をつぶやいた。
「夏菜ね。行くあてないんでしょ?
うち来なよ」
彼女に言われるがままに、
あたしはついて行った。
なんで、知らない人なのに
ついて行ったんだろう。
今となっては不思議で仕方ない。
自分の居場所が欲しかったのかな?
だれかに認めて欲しかったのかな?
七海の家は広くてきれいで、
一目でこの家は裕福なんだなと思った。
でも家にはだれもいない。
本当に静かだった。
あたしが不思議そうに
キョロキョロしていると、
「あたし親にほっとかれてるから」
七海はそう言って笑った。
「まっ、金ならいくらでもくれるし」
そう言って、また笑ってみせた。