我ら!恋愛探偵団
「こんのっ変態!やめろ!」
不覚にもボーッと首に腕を回してしまった事を後悔する。
なんで?!なんで?!!!
殴った頭を抑えながららいはむくっと起きる。
「痛い、キノコちゃんのバカ」
ベーっと舌を出した。
「当たり前だ!!罰あたり!!!」
「キノコちゃんも別に悪い気はいなかったでしょ?」
「は?!何言ってんの」
「だって、俺の首なんかに手回しちゃってさ」
ううううう、思い出したくないい!!!
「それは…苦しくて…しょうがなかったの!!」
「ふーん、苦しいの。俺とちゅうすると治ったんじゃない?」
らいはそう言うと私の頭を撫でた。
「…知らない。」
「素直になればいいのにー。ま、いっか」
教室戻ろう〜とらいは言った。
嫌なはずなのに、何故か治った苦しい病。
処方薬があるなら今すぐ欲しい。