我ら!恋愛探偵団


「「恋だね」」


「ありえません」



連れ出されたいつもの古校舎。



2時間目をサボってしまった。




「だってさ、胸がくるしい?瞳を見ればドキッとする?恋しか考えられないでしょー!ね?ダーリンくまさん!」



ニヤニヤニヤニヤ、部長とカレンさんは止まらない。



「いやっ、でも!本当、それだけはありえません!!!」



「んー、まあじっくり考えてみるといいよ」



否定する私に今日は真面目に部長が答えた。



「そうだ、さらたん。君にどうしても言いたいことがある生徒が今から来るよ」



部長がティーカップの紅茶をすすりながら言った。



「い…言いたいこと?」



「ああ」



そういうとがチャッと扉が開いた。
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