我ら!恋愛探偵団


「え?どういう事ですか?まったく理解不能なんですが…」



「うん、友里ちゃんのね黒髪少女は偽りの姿なんだ。黒山くんに近づく為にこの姿を隠していて君達に近づいたんだよ」



そう言うと部長は友里ちゃんに向かって続けた。



「友里ちゃん、残念だが今回の件は協力出来ない。自分で想いを伝えてくれたまえ。」


部長の言葉に涙目になる友里ちゃん。



「は?!あったりまえじゃん!こんな活動くそくらえだわ!この活動の事バラしてやっから!!」



可愛い顔が想像出来ない程、怒った顔をした。



「ほ、んとに友里ちゃんなの?」



「あ?そうだよ。わりーかよ」



いや、悪くないけど…ギャップ…



「ま!とりあえず出てってー!」



カレンさんが友里ちゃんに言った。



「はいはい、すいませんでしたー」



友里ちゃんはカレンさんの言葉に従ってバタンと出て行ってしまった。



「…まあ、そういう事だ。さらたん大丈夫か?」



「平気です…ただちょっと友達が出来たみたいに嬉しかったので残念ではあります…」


あんな事されても、ちょっと…悲しい。
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