我ら!恋愛探偵団
保健室までは少しの距離しかないのにとても長く感じる。
少しの距離も無言で歩く。
無言のまま、保健室のドアをらいが開けた。
「…らい、体調悪いの?」
「…ねえ、あの幼なじみ先生はなんなの?」
突然口を開いたかと思えば尋兄ちゃんの事を聞かれた。
「え、尋兄ちゃん?小さい頃から家が近所で幼なじみなの」
「キノコちゃん、俺が頭撫でたら嫌がったのに幼なじみさんのは嫌がんないんだねー」
「ひ、尋兄ちゃんは幼なじみだからいいの!!」
「へー、幼なじみの男だったら誰でもいいんだー」
気がついたら保健室のベッドに押し倒されていた。
「ちょ!らい、なんなの?!具合悪いんでしょう?」
「うん、悪い。だから看病して」
「なにいっ、んっっ」
「しーっ、先生来ちゃうよ?」
甘い匂いと保健室独特の匂い、舌が絡んでいく。
「やめっ…」
抵抗してもジタバタしても、らいの力には敵わなくて