我ら!恋愛探偵団
悲鳴を後にして、教室を、出る。
部長とカレンさんが廊下を通ると1年中がきゃああああああと叫ぶ。
なんなんだ、あなた達は!!!
「ちょいちょいちょい!!!」
クラスから一際離れた古校舎に足を運ぶ。
「んー?なんだい、さらたん。」
「なんだい?さらたんじゃないですよ!!こんな格好にされて!!しまいにはHRを抜け出すなんて!!!何なんですか!!しかも黒山らい好きの女子たちに睨まれる始末ですよ!!!」
ふーんと、部長が鼻を鳴らす。
く…くっそむかつく…
昨日の扉を開くとシャンデリアが輝いた。
「さらたん。ちょー似合ってる、ベリーグ!」
「ほんっとに可愛い!ベリーグ!」
2人はニコッと舌を出し、親指を出した。
「ベリーグ!じゃないですよ!!馬鹿にしてるんですか?!しかもなんでこういう行為が許されるんですか…先生にまで…」
そう。あの厳しい姫岸先生がめちゃくちゃ従っていたのにびっくりしたのだ。