我ら!恋愛探偵団


「へ?さらたん言ってなかったっけ?」


部長がしれーっとした声で言った。


「僕は3学年の学問、スポーツ、学年1位。
カレンは2年で同様トップなんだよ」



ほんっとにしれーっと言った。




「え…ええええ!!!うそ…」




そう、この学校はそれぞれの学年1位はなんでも特権というものを持つ。


もちろん1学年はキラキラ黒山らいという噂は耳にしていた。




それが、部長とカレンさんだとは。




「…」



「…」



「…」




「嫌だな、さらたん。お褒めの言葉あざーっす!」





いや、何も言ってねーよ。




「…うっ…とにかく学年1位かどうかなんて私には関係ありません!!!今日だって、どれだけ学校に来たくなかったか!!!昨日の夜だってお母さんと喧嘩までしたんですよ?!」



「おお…さらたん。お母さんを許してやってくれ…この僕の顔に問題があるのだよ」



はーっと、俺の顔どう?と見せつける。



このナルシスターが。




今日から、私の中で部長はナルシスターになったのだった。


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