我ら!恋愛探偵団
「黒山くん!!!私空いてるよ!!!」
「私も!!!」
あの後女子たちはもーう必死だった。
学年から、黒山らいに申し込むーがなかなか決まらないらしい。
そんな中に瀧さんがいたのは嘘であって欲しかった。。
騒がしい教室に女子たちの声援。
「黒山くん!ちょっといいかな?」
ラザニア女子は、負けてはいなかった。
机にもたれながら寝ていた黒山らいはムクッと起きて友里ちゃんを見つめた。
「あーこの間の子だ。」
自然とがんばれーがんばれーと応援する私がいた。
「あ…あのね…ラザニア!作ったの!!」
友里ちゃんが可愛いお弁当を差し出して黒山らいに手渡した。
「…おれラザニア苦手なんだよなあ」
どこまでも最低だった。
プッチーンと私の何かが鳴った。