我ら!恋愛探偵団
「キノコちゃんキノコちゃん。」
「怪我は大丈夫です!本当!もう怒ってないです!」
「キノコ食べる?」
こいつ殴っていいかな??
カレンさんも部長も黒山らいの言葉に笑いを堪えている。
「あのさ、謝る気が無いなら帰ってもらえますかね?」
本当に、腹立つ奴だ。
「ごめんね、キノコちゃん。」
素直に彼は謝った。
「お詫びをしたいなーって思ってさ」
ジリジリと黒山が近づく。
カレンさんと部長の生唾の、音が聞こえる前に、目の前が暗くなった。
ちゅっとリップの音がした。
きゃああああああ
人生で1番と言っていいほどの大声を出した