我ら!恋愛探偵団
ドンっと突き放す。
黒山らいはニコッと笑う。
「もしかして、初めて?」
「☆⚠︎♯♩!!」
ニヤニヤニヤニヤする部長とカレンさんさえ見えない。
「ちゅう。しちゃった」
黒山らいは甘い声でそう確かに言った。
「脳内リピートリピートリピート…」
部長が変な事を繰り返して言っていた。
「ていうより、俺が気になるのは梅渕先輩と神流川先輩とキノコちゃんがなんで仲良いのか…って話だよねえ」
黒山らいはさっき自分がした事を覚えていないかのように、つぶやいた。
「ふっざけんなああああああ!!!!!」
ピキーーーーーーンと私の声が響いた。
「まあまあさらたん。初ちゅうよかさったじゃーないか!!」
ニヤニヤと部長が顔を染める。
いいことなんて一つもない!!