我ら!恋愛探偵団



「代表生徒…じゃあ俺もやります」



シーンと静まり返って



「俺も代表生徒なんで」



艶やかに何か企んだ笑顔を見せた。





「ほ…ほう!!!ありがたいな〜!!!」




「ほ、本当よね〜!!カレンも嬉しい〜〜」




顔が二人とも引きつりっぱなしだ。



「で。キノコちゃんもクリーン活動中なんだ。」




黒山らいは私に話題を変えた。




「そ…そうだけど!!悪い?」




「ううん、とっても学校に優しい。尊敬〜」




ふふふんと鼻歌を歌い始める。





とっても性格の悪い男じゃないか!!なんでこんな奴がモテるのだ!!!!






「じゃ、明日からまた顔出しますね〜〜」




のほほんと彼は私が寝ていた保健室を後にした。






「「やってしまった…」」



カレン先輩と部長が足がガクッと崩れ落ちた。
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