我ら!恋愛探偵団
「僕たちの標的生徒が身近にいたら何も調査出来なくなるではないかああああ!!!」
「本当…影から探りたかったのにいいい」
はーっと深いため息を2人はつく。
「さらたん!!!!本当にすまない!!!!予定変更だ…」
部長が暗い顔をしながらブツブツブツブツ唱え始めた。
「題して…もういっそ!あなたの隣にいられたら!奥の奥まで探っちゃおう〜〜…」
ブツブツブツブツと唱える。
なんだそのネーミングセンスの欠片もない題名は。
「…部長。ここまで来たらとことん…探りましょう…」
さっきの行為を忘れない
全学年の女子が嫌いになる…黒山らいの姿を…
次第にニヤニヤしている私の黒い笑顔は部長とカレンさんも凍らせる程の笑顔だった。
これから、波乱の校外学習が始まるのを私はまだ知らない。
(ホントバカヨネエアイツラ)
(アアソウダヨナ。マイスイート)
鳥とくまのダーリンがヒソヒソと会議を始めたのは言うまでもない。