我ら!恋愛探偵団
ドキウキ校外学習


黒山らいがクリーン活動をすると言った日からもう1週間が経っていた。



相変わらず、黄色い声援は常日頃。



変わった事といえば…




「キノコちゃん〜お昼一緒に食べよ〜」




黒山らいが親しく話しかけてくるようになったのだ。



「なんであんな子なの!」



「ムカつくうううう」




女子たちの悲鳴が聞こえる。




「ちょっと黒山らい!話しかけないでくれない…?」



「え、なんでよー。クラスメートじゃーん!マブダチじゃーん!!」




じゃーん、じゃーんとしつこい。




「く…黒山くん…!一緒に食べない??」




友里ちゃんも積極的になった。






「ほら!!友里ちゃんと食べて来なさい!!」





私はいつも一緒に食べている瀧さんの元へと向かう。





「えーキノコちゃんが一緒に食べてくれたらラザニアちゃんと食べるよ」





「「え?」」





私と友里ちゃんの声が重なった。


< 57 / 173 >

この作品をシェア

pagetop