我ら!恋愛探偵団
ドキウキ校外学習
黒山らいがクリーン活動をすると言った日からもう1週間が経っていた。
相変わらず、黄色い声援は常日頃。
変わった事といえば…
「キノコちゃん〜お昼一緒に食べよ〜」
黒山らいが親しく話しかけてくるようになったのだ。
「なんであんな子なの!」
「ムカつくうううう」
女子たちの悲鳴が聞こえる。
「ちょっと黒山らい!話しかけないでくれない…?」
「え、なんでよー。クラスメートじゃーん!マブダチじゃーん!!」
じゃーん、じゃーんとしつこい。
「く…黒山くん…!一緒に食べない??」
友里ちゃんも積極的になった。
「ほら!!友里ちゃんと食べて来なさい!!」
私はいつも一緒に食べている瀧さんの元へと向かう。
「えーキノコちゃんが一緒に食べてくれたらラザニアちゃんと食べるよ」
「「え?」」
私と友里ちゃんの声が重なった。