我ら!恋愛探偵団
カチャ…カチャ…
4つの箸の音が鳴る。
(ちょっと中川殿!!!!なんだこの展開は!!!)
(瀧さん…私を許しておくれ…)
心の声で会話をする。
隣にはいつもと変わらぬ瀧さん。
わたしの目の前にはふふふんと上機嫌の黒山らい。その隣には難しい顔をした友里ちゃんがいる。
瀧さんはいつも黄色い声援の彼を見てはにやけが止まらない。
「うーん。キノコちゃんにラザニアちゃんでしょー?じゃあ…君は大福ちゃんかな?」
黒山らいは瀧さんを指差しニコッと笑う。
バターーンと瀧さんの椅子が倒れた。
「ちょっと!瀧さん平気?!」
「だ…大丈夫だす…中川殿…」
口をパクパクしながら椅子を直す。
「大丈夫…?」
小声で友里ちゃんも心配している。