我ら!恋愛探偵団
「黒山くん!私たちの班おいでよ〜〜!!」
「黒山くんーーーーん!!!」
クラスの女子は次々に叫び出す。
「先生〜…」
黒山らいがゆっくりと確かに言った。
「俺、中川さんと一緒の班で」
彼は確かにそう言った。
「あら?分かりましたわ。じゃあ…田所委員長と中川さん、あとらいく…コホン。黒山くんでいいはね?」
先生は顔を真っ赤にしながらあっさり承諾をした。
ぽつんと突っ立っている委員長、指名された私。爽やかな顔をしている黒山らい。
なんでよおおおおおおおおおおおおおおおおお
女子たちの悲鳴が聞こえてきた。