我ら!恋愛探偵団
な、なんでいるんだ?!
「では中川殿のお母さんが来るまでお相手よろしくお願いします!」
瀧さんは黒山らいにそう言うとバイバイ!と笑顔で帰っていった。
シーンとする保健室。
「く…黒山らい。」
んー?と静かに黒山らいは振り返る。
「熱…あったの知らなくて…伝えてくれてありがとう」
小声でハッキリ伝えた。
「ん。どいたま」
そう言うと黒山らいは椅子に座った。
「ねえ」
キシッと椅子から立ち上がって、ベットに座る私に近づく。
「らい…でしょ」
甘い声、熱があるのか一気に熱くなる。
「な…に言って…」
「さっき、言ってくれたじゃん」
そう言って、ニヤッと笑う。
「い…言った?」