我ら!恋愛探偵団
「もうっ!さらったら!何で内緒にしているのよん♩!」
お母さんはウキウキルンルンで車を運転している。
「キノコちゃんのお母さんナイスキャラ〜」
横でははっと笑うのは…らい。
名前で呼ばないと大変な事になると察知した、私は渋々呼ぶことにした…のだ…
しょうがない、しょうがないと言い聞かせる。
「お母さん!内緒にする事なんてこれっぽっちもしてないから!!!」
「あんな事してなーに言ってるのよー!!!!もう…お母さん忘れられないわぁ」
ポッとお母さんはルンルンになった。
てか、なんでこいつ乗ってるんだよ。
「ところで、黒山くん?だっけ、お家はどこらへんかな?」
「あー、⚪︎✖︎駅でいいですよ」
私の最寄の一個手前の駅の名前を出すとお母さんは了解!と言いながら運転を再開した。