君が私を好きにさせた。
私って、つくづくついてない。

そんなことを考えてると、
誰かぶつかってきた。

『…ッチ。』

・・・はぁ!?
なんだよ!ッチって。
むかつく!

言い返そうと顔をあげると・・・。

この人が舌打ちしたのか疑いそうになるほどの
イケメンさんでした。

でも、思考は止まらず、
口は動いてしまった。


「あんた、なにさま!?
 初対面で[ッチ]とは何よ!」

なんで言ってしまったのか。
考え始めた頃にはもう


遅かった・・・。






『んだよ。うっせー。入学早々、やなやつに
出会ったわ。』


だって。
こうなったら仕方ない。
言い返そう。初、出陣じゃ!

「なによなによ!
人が黙って聞いてれば言いたい放題。
あんたなんか顔だけのサイテー
王子様ね!」

『ップ。
そんなこと言うやつ初めてだよ。
じゃあ、あんたは顔だけのお姫様?w』

怒。

「顔だけってあんたね!
いいかげんにしなさい!


・・・。顔って。かわいいってゆうの!?
からかうのもいい加減にしなさい!」






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