愛の与え方。



悔しいのに、何も言えなくて、
家ではのけ者。



期待なんてもうしない。



「美緒!」


いろんなことを考えていると突然呼ばれた。


「もー、さっきから呼んでるのに…なんかね、最近ここらへんで不良がうろうろしてるみたい。」


不良…?それがどうしたんだろ

「へー…こわいね。」


「それがさ、その中に美緒のお兄ちゃんがいるんだって。」


お兄ちゃん?


「え?」





< 14 / 16 >

この作品をシェア

pagetop