【完】君と出逢って恋をした。


「…なんで烏龍茶にしようとしてんだよ」


耳元で彼の声がする。


私はピタッと固まった。


風斗はしゃがんでいちごミルクを取り私を見た。



「ごちそーさん」


ニヤッと笑って立ち上がり去って行く。



「ちょ、ちょっと待って!」



私の言葉に風斗の足は止まった。



「話が…あるの」



「……」



「いつもの空き教室…来てくれる?」




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