【完】君と出逢って恋をした。
「キ、キスなんてできないよ!」
私の顔、真っ赤だと思う。
秋山くんはつまらなさそうに
「ふーん。なら教えない。プリントあと何枚残ってんだよ?四分の一も終わってないんだろ?ま、一人で頑張りな」
そう言って歩き出そうとした秋山くん。
「ちょ、ちょっと待って!!」
ガタッと立ち上がる。
秋山くんは足をピタッと止めて横目で私を見た。
「なんか用?パシリさん」
「べ、勉強教えて…ください」
「キスしねぇんだろ?」
キス…
私が秋山くんに、ってことだよね…?