【完】君と出逢って恋をした。





ーーーえ?


風斗の長い指先は私の口元に触れた。



え、なに?




「クリーム。ついてる」



そう言って人差し指でクリームを取ると舌で舐めた。



「口元にクリームつけてんなよ、ガキ」


が、ガキ…!?



「ガキじゃないもーん!」
「本当のことだろ?」
「むっかぁー!」




ハハッと笑った彼に思わずドキッとした。






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