【完】君と出逢って恋をした。
廊下を走る。
学食のとこに自動販売機があるからそこで買おうかな
ポケットからお金を取り出す。
「んー…どれがいいんだっけ…」
この1ヶ月間でわかったこと。
秋山くんは甘党。
見た目がクールだから甘いの苦手っぽく見えるけど実は甘党らしい。
授業もサボってばかりのくせに頭が良い。
その上、運動も得意とか完璧すぎるでしょ。
「コーヒーは嫌い…甘いのって言えば…あっ、これにしよ」
ピッとボタンを押す。
ガコッと音と共にいちごミルク味のジュースが出てきた。
「これでいいでしょ」
ジュースを手に取り走って空き教室に戻る。
「遅い」