【完】君と出逢って恋をした。
女子たちは青ざめていく。
「…つめてぇ」
「ふ、風斗!違うのこれは…っ」
女子たちは必死に風斗に言い訳を言う。
〝がんっ〟
風斗が空になったバケツを蹴飛ばした。
みんな、ビクッと肩を震わせる。
「お前ら、俺のパシリにこんなことして許されると思ってんのか?」
「だ、だってこの子が風斗につきまとってるから…!」
1人の女子が泣きだした。
「女って泣くから面倒なんだよ。…散れ」
女子集団は悔しそうに女子トイレを後にした。