【完】君と出逢って恋をした。
空き教室に入るなりいつもより低い秋山くんの一言が飛んできた。
お、怒ってる…
「3分以内で帰ってこいっつったよな?飲み物1本買うのにどんだけ時間かかってんだよ」
「ご、ごめんなさい…」
謝りながら手に持っていたジュースを秋山くんに渡す。
「いちごミルクか…」
いちごミルクを眺めながらボソッと呟いた。
…いちごミルク嫌いだった?
「買い直してこようか?」
「は?2本もいらねぇよ」
そう言って飲み始めた。