月を見上げて。


ーー「そろそろ行きましょうか。」

「どこでやるの?」

「太陽の城です。」

「太陽の…城?」

「はい。太陽にある、太陽の姫専用のお城です。もちろん、月の姫である姫様にも月にお城がありますよ。」

「そうなの??え、でも待って。どうやって宇宙に行くの?」

「それは私がお連れします。儀式が終われば姫1人で自由にどこへでもいけます。

いろいろな力も持つことが出来ますが、むやみに使うと風邪を引いたように熱が出てしまうのでお気をつけて。」

「そうなんだ…わかった。気をつけるよ。」
< 11 / 31 >

この作品をシェア

pagetop