月を見上げて。
初めて
儀式がおわって少し時間がたった。
私と陽華は毎日何時間も剣術や弓を練習して、
私はもうだいぶ使いこなせてきた。
「姫様。」
「え!ムーン⁉︎ここ、学校だよ?」
「はい。分かってます。今、とても大きな隕石が日本に近いてきています。」
「隕石が⁉︎はやく行かなきゃ。陽華は?」
「もう、向かっています。」
「うん。私もすぐ行く!」
トイレならあの姿、誰にも見られないよね…
「我は月の姫なり」
「姫様、では太陽の姫様と合流しましょう。」
「うん。」
空を飛ぶイメージ…
「陽華ー!」
「美月!」
やっぱり姫の力ってすごいなー
儀式以来この姿になってなかったからな…
普通に飛んで宇宙にも行けちゃうし。
「姫様。もうすぐここを隕石が通過します。」
…きた!!
たくさん隕石が降ってくる…その中でも一番大きいのが一つ。