月を見上げて。
「ーー来たか。」
「え?」
「お前も来い。」
ーー「陽華!ムーン!サン!」
「美月ー!」
「太陽の姫か。残念だが、太陽の光では私には勝てない。」
「いいえ!太陽の姫様。オニキスが月の姫様の側にいる今、力を全ては出せないはず…!」
「ハッ!全ては無理でもこんな小娘に私が負けるわけないだろう。」
「陽華!やめて!」
「美月?なんで⁉︎」
「オニキスは本当は、そんな悪い人じゃないと思うの。」
「え???」