彼とあたし。
でも、このたび、やっと!やっと!!
だいちゃんと同棲することが決まった!

同棲するとなった時、わたしは
困った。何に困ったのかというと、
私の職業だ。

バスガイドというのは不規則で定時がない。
朝の4時に起きて夜の9時10時に帰ってくるのもざら。
もちろん泊まりがけの仕事もある。
1泊2日もあれば4泊5日もあり、
忙しい時には泊まり開けからとんぼ返りで
泊まりの仕事ということも多い。
帰ってすぐ寝れるわけでもなく行き先の確認、
話せる内容を調べて、次の日の準備をしてと
分刻みのスケジュール。
そうした仕事に追われる中で
仕事と家事を両立できる自信が私には全くて、
一緒に住むにもかかわらず、
家のことが出来ないのは女としてどうなんだ?

女としての率直な意見である。
そこで私は思い切って三年半務めたバス会社を辞めた。
辞めたあと一番困ったのは
国民保険と年金、
住民税県民税の額である。
こ、こ、こ、こんなにかかるのね!!!

改めて自立して生きていくのは難しいと思いました。

そしてもともと、前の仕事と並行して資格をとっていたネイルの資格を活かし、
自宅にサロンを設け、時間があけば
本屋でバイトをして今は生活している。

そして、今に至るのである。

これから始まるお話は
そんな私と彼の物語。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

To you ...
JUNE/著

総文字数/922

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop