恋愛感染エクスタシー
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「これ、どうぞ」
みんなが出払った、ランチタイムのオフィス。
お昼返上でパソコンに向かう課長のデスクに、サンドイッチと共にスタミナ系ドリンクを置いた。
「サンキュー。風邪薬だと眠くなるから助かるよ」
大きく伸びをすると、小さな溜息を吐きながら、椅子に体を預けた。
朝から、風邪気味の様子で出勤してきた課長。
いつもバイタリティ溢れる敏腕ぶりを発揮している姿ばかり見ているから
元気のない様子に戸惑ってしまう。
でも、気だるい感じは男の色気に磨きがかかって、つい一人どぎまぎした。
課長はドリンクの蓋を開けると、一気に飲み干した。