恋愛感染エクスタシー

「そうそう、その調子」


耳に掛かる吐息が、嫌でも私を熱くさせた。


カラダを駆け抜ける甘い痺れに、酔いしれてしまいそうになる。


そんな私には気付かない振りを決め込む先生。



……もう、ダメ。



そう思った次の瞬間――……



先生の熱い唇を耳元に感じた。



重なった視線には、爽やかな好青年の素振りは微塵も感じられなくて

代わりにそこにあったのは、挑発的で官能的な眼差しだった。



あれは、仮面だったの?

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