恋愛感染エクスタシー
間合いを詰められ、ジリジリと後退りしたものの壁に阻まれた。
両腕を壁に突き、私の動きを封じ込める。
その視線には、可愛い年下の代名詞が不釣合いだった。
鋭いけれど、熱い眼差し。
予想もしていなかった反乱に、打開策はなかった。
それどころか、この状況にカラダが熱くなる私がいて
はやる鼓動を抑えきれずにいた。
「ねぇ、欲情しない?」
吐息を感じる至近距離で囁かれて、観念した。
答える代わりに、目を閉じる。
すぐに塞がれた唇。