恋愛感染エクスタシー
麻薬が媚薬へ変貌を遂げていく。
まさぐった涼くんの髪の毛が、私を更に高みへと導いた。
「……そんなキス、どこで覚えたの?」
「子ども扱いは、もうやめにしてくれない?」
私の濡れた唇を親指でなぞる。
そんな仕草だって、どこで?
「いい加減、男として見てほしいんだけど?」
「……それなら、キスだけじゃ分からないわ」
「思い知らせてあげるよ」
涼くんは私の胸元に顔を埋めた。
―fin―