JKとベルトと彼。
初めての春。
episode1.
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懐かしい夢をみた。
さっきまで深い眠りに落ちていたのに、頬に笑みが溢れてくる。
隣には愛しい彼。
今ではもう呼ばないけれど、
「…ともちゃん」
閉じられた瞳に そっと唇をあてる。
懐かしい呼び名。
いつからだったかな、『ともちゃん』って呼ばなくなったのは。
そう思いながら、また深い眠りに落ちていく。
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