麗雪神話~麗雪の夜の出会い~
その時はっと、ディセルの脳裏に蘇る声があった。
『ひとりの異性のことを大切に想って、その人のことを考えると嬉しくなったり、一緒にいるとどきどきしたり、離れるとすごく寂しかったりすることよ』
この気持ちはまさか…
恋、なのではないか!
―俺はセレイアに、恋しているんだ。
そう理解した瞬間、爆発的な嬉しさが彼の中ではじけた。
「ふふ…はははは!」
たまらずに笑い出したディセルを、体勢を立て直したセレイアが不審そうに見上げる。
「どうしたの? 急に笑い出して」
「別に」
いぶかしげな視線も愛おしい。
ディセルは今、世界中に大きな声で言いたかった。
―俺はセレイアが好きなんだって!!
『ひとりの異性のことを大切に想って、その人のことを考えると嬉しくなったり、一緒にいるとどきどきしたり、離れるとすごく寂しかったりすることよ』
この気持ちはまさか…
恋、なのではないか!
―俺はセレイアに、恋しているんだ。
そう理解した瞬間、爆発的な嬉しさが彼の中ではじけた。
「ふふ…はははは!」
たまらずに笑い出したディセルを、体勢を立て直したセレイアが不審そうに見上げる。
「どうしたの? 急に笑い出して」
「別に」
いぶかしげな視線も愛おしい。
ディセルは今、世界中に大きな声で言いたかった。
―俺はセレイアが好きなんだって!!