彼氏より好きな人
委員会の仕事
1年2月 現在
気づけば今日から2月。
あんなにドキドキな入試を受けて、
結果を親と見に行って。
合格の嬉しさを沢山の人に伝えた。
これから高校生かぁ
なんて、胸に期待を膨らまして
だけど、いざ通ってみれば毎日がだるくって、
おなじことの繰り返し。
つまらないなんて友達といいながらも、
なんとか通い続けた学校。
だけど時間はゆっくりと重ね、過ぎてゆく
だけど確実に。
高校に入って一年が立つ。
振り返ってみればいろいろあったな。
初めは体育祭。
クラスみんなで協力したよね。
嫌々ながら、放課後も頑張った。
授業中。
ひとり目立った生徒がいた。
それが今の私の彼氏。
授業中うるさくって、ワイワイで。
だけどそれがガラッと夏には無くなった。
キャラが変わったと皆は驚いて。
そんな話題もいつしか消えてった。
昼休み。
気になる君とLINEした。
毎日が楽しくって、
あきなくって、
一度だって、途切れることはなかった。
それは今もそう。
今日も半年前から変わらない。
途切れることはない。
委員会
私の相方は、ちゃんと話を聞いているようで聞いていない人。
聞く態度も、返事もいいものの、
後から私が聞くと必ず笑って
きいてなかった
とこたえる君。
だけどその笑顔が私は好きだった。
なんだかずっと見ていたくって、
君を笑わせたりしたし、
見とれてたときもあったんだ。
私…
永久君のこと好きになっちゃったよ…
初めは本当に嫌いだった。
顔がいいだけだって
そうおもってたのに、
本当はとても優しくて、
私に慣れたら普通に明るく接してくれた。
笑ってくれた。
あの笑顔をもっと見たいって思った。
今思うと、
こんなにも仲良くなれたのは
あのアニメのおかげなんだ。
私もあのアニメを見ていて、
君もこのアニメを見ていた。
二人で語り合ったあの日々。
まだ続いて欲しいなって、
そう願わなくもなかった。
もうひとつ言うなら、同じ委員会だったということ。
保健委員。
大変でめんどくさい仕事だけど、
君となら。
そう思ったよ。
君となら、乗り越えられる。
二人で一緒に頑張りたい。
今ではね、
君が相方でよかったって思ってるんだ。
君は顔なんかじゃ決してない。
中身がいい。
私は中身が好きだよ。
優しくて、頼れて。
君と笑いあった日々が、今では新鮮に蘇ってくるんだ。
好きなんだね、やっぱり。
でも私には秋斗がいるから。
裏切るけにはいかないんだ。
約束した。
この人なら、永遠ってあるかもって。
初めの頃の気持ちはもう、秋斗には無いかもしれない。
だけど、手放したくはない。
大切な人だから…
彼氏でもない人を
彼氏よりも好き。
君は覚えてますか??
『ねぇっ、フランス行きたい!!連れてってー』
君は私の発言になんて言ったと思う??
私は今でも忘れないでしょう。
嬉しかった。
嘘でも嬉しかったよ。
君にはいつか、彼女が出来るかもしれない。
けど、私はそれを見届けるね。
だって、君は私を見届けてくれていたから。
君が好き。
ううん、君が笑ってる君が好き。
もっともーっと、笑ってよ。
その時はまた、
きっと君にもっと惹かれる時だから。
いつまでも、
笑ってね。
『うん』
END
気づけば今日から2月。
あんなにドキドキな入試を受けて、
結果を親と見に行って。
合格の嬉しさを沢山の人に伝えた。
これから高校生かぁ
なんて、胸に期待を膨らまして
だけど、いざ通ってみれば毎日がだるくって、
おなじことの繰り返し。
つまらないなんて友達といいながらも、
なんとか通い続けた学校。
だけど時間はゆっくりと重ね、過ぎてゆく
だけど確実に。
高校に入って一年が立つ。
振り返ってみればいろいろあったな。
初めは体育祭。
クラスみんなで協力したよね。
嫌々ながら、放課後も頑張った。
授業中。
ひとり目立った生徒がいた。
それが今の私の彼氏。
授業中うるさくって、ワイワイで。
だけどそれがガラッと夏には無くなった。
キャラが変わったと皆は驚いて。
そんな話題もいつしか消えてった。
昼休み。
気になる君とLINEした。
毎日が楽しくって、
あきなくって、
一度だって、途切れることはなかった。
それは今もそう。
今日も半年前から変わらない。
途切れることはない。
委員会
私の相方は、ちゃんと話を聞いているようで聞いていない人。
聞く態度も、返事もいいものの、
後から私が聞くと必ず笑って
きいてなかった
とこたえる君。
だけどその笑顔が私は好きだった。
なんだかずっと見ていたくって、
君を笑わせたりしたし、
見とれてたときもあったんだ。
私…
永久君のこと好きになっちゃったよ…
初めは本当に嫌いだった。
顔がいいだけだって
そうおもってたのに、
本当はとても優しくて、
私に慣れたら普通に明るく接してくれた。
笑ってくれた。
あの笑顔をもっと見たいって思った。
今思うと、
こんなにも仲良くなれたのは
あのアニメのおかげなんだ。
私もあのアニメを見ていて、
君もこのアニメを見ていた。
二人で語り合ったあの日々。
まだ続いて欲しいなって、
そう願わなくもなかった。
もうひとつ言うなら、同じ委員会だったということ。
保健委員。
大変でめんどくさい仕事だけど、
君となら。
そう思ったよ。
君となら、乗り越えられる。
二人で一緒に頑張りたい。
今ではね、
君が相方でよかったって思ってるんだ。
君は顔なんかじゃ決してない。
中身がいい。
私は中身が好きだよ。
優しくて、頼れて。
君と笑いあった日々が、今では新鮮に蘇ってくるんだ。
好きなんだね、やっぱり。
でも私には秋斗がいるから。
裏切るけにはいかないんだ。
約束した。
この人なら、永遠ってあるかもって。
初めの頃の気持ちはもう、秋斗には無いかもしれない。
だけど、手放したくはない。
大切な人だから…
彼氏でもない人を
彼氏よりも好き。
君は覚えてますか??
『ねぇっ、フランス行きたい!!連れてってー』
君は私の発言になんて言ったと思う??
私は今でも忘れないでしょう。
嬉しかった。
嘘でも嬉しかったよ。
君にはいつか、彼女が出来るかもしれない。
けど、私はそれを見届けるね。
だって、君は私を見届けてくれていたから。
君が好き。
ううん、君が笑ってる君が好き。
もっともーっと、笑ってよ。
その時はまた、
きっと君にもっと惹かれる時だから。
いつまでも、
笑ってね。
『うん』
END