魔女の瞳Ⅱ
まさしくマシンガンの如き発射音を立てて撃ち出された数十発の矢は。
「小賢しい!!」
クリスの左の掌の『盾』の印によって全て阻まれた。
「如何にデッドゲイト直伝の魔術であろうと、異端者殲滅のスペシャリストである祓魔師には通用しない…特にこの僕にはな!」
クリスは『剣』の右腕を修内太の頭目掛けて振り下ろす!!
「やばっ…!」
咄嗟に障壁を発動させ、その一撃を受け止める修内太。
しかし。
「うわあっ!!」
クリスの重い一撃は受け止めきれない。
ガラスの割れるような音と共に、修内太の障壁が破られる。
「君が四門メグを庇うというのならば」
クリスはその場で身を翻した。
「君も魔女の眷属として排除する!」
そして、遠心力をたっぷり乗せた後ろ回し蹴り!!
障壁も『強化』の魔術も、何もない状態で、クリスの蹴りが修内太の腹に打ち込まれる!
彼はうめく事さえできないまま、優に5メートルは吹っ飛ばされた。
そのままアスファルトの地面にドサリと音を立てて倒れる。
彼が即死でない事を確認したのは。
「う…あが…」
修内太の苦痛の声を聞いてからだった。
「小賢しい!!」
クリスの左の掌の『盾』の印によって全て阻まれた。
「如何にデッドゲイト直伝の魔術であろうと、異端者殲滅のスペシャリストである祓魔師には通用しない…特にこの僕にはな!」
クリスは『剣』の右腕を修内太の頭目掛けて振り下ろす!!
「やばっ…!」
咄嗟に障壁を発動させ、その一撃を受け止める修内太。
しかし。
「うわあっ!!」
クリスの重い一撃は受け止めきれない。
ガラスの割れるような音と共に、修内太の障壁が破られる。
「君が四門メグを庇うというのならば」
クリスはその場で身を翻した。
「君も魔女の眷属として排除する!」
そして、遠心力をたっぷり乗せた後ろ回し蹴り!!
障壁も『強化』の魔術も、何もない状態で、クリスの蹴りが修内太の腹に打ち込まれる!
彼はうめく事さえできないまま、優に5メートルは吹っ飛ばされた。
そのままアスファルトの地面にドサリと音を立てて倒れる。
彼が即死でない事を確認したのは。
「う…あが…」
修内太の苦痛の声を聞いてからだった。